この夏、萩谷担が期待すること

今夏、ついに私たちの萩ちゃんがEXシアターに君臨する――――。(大袈裟)

 

 

昨年夏、ガムシャラ!Sexy夏祭りで20人超のJr.が熱い戦いを繰り広げた。たくさんのプレッシャーを背負い戦う姿は、多くの感動をもたらした。彼らだけでなくファンにとっても大盛り上がりをみせた昨年夏、EXシアターに足を運んだもののどこか心の底から盛り上がれない一人のおたくがいた。私である。

そんな私が、昨年からは想像できないほど今年は夏を心待ちにしている。私はサマステに何を期待しているのか。夏に向けてこのタイミングで一度、考えてみようと思う。

 

 

★昨年の振り返りと戯言

正直書くか迷ったが、前提として昨年のことを話すべきだと思ったのでまずは序章として。

 

昨年夏、盛り上がりを見せたEXシアターに、私の担当の姿はなかった。Jr.としての彼にとって“空白”の期間が昨年の夏だった。オーシャンズ11、受験、とまぁ確かに去年の彼はなんやかんやあった。少クラにすら出演しないことで彼の担当の多くは干からびていたように思う。夏の間、たくさんのJr.がガムシャラ、プレゾンとそれぞれの場所で頑張っているのに。一体どこで何をしてるの!?と、“受験勉強”という答えのある問いをひたすら考えた。理不尽な文句も愚痴も自分の中で溜め込んだ。反面、ツイッター上では、「はぎちゃん、がんばれ(^^)」だなんて、いい人を演じた。

私はただ、怖かったのだと思う。あの夏を経験するJr.は確実に大きくなる。成長する。それが分かっていたからこそ。数か月前まで一緒に舞台に立っていた安井くんですら夏はEXシアターのステージに立っていた。だからこそ。彼だけ、置いてけぼりにされるかもしれない、とただただ怯えていたのだ。

 

そんな中、事件は起きた。8月7日、ファンカッションのチーム者vsダブルダッチのチーム羅の公演。昨年、総合司会という立ち位置でJr.を見守っていた安井くんに向けて、あるJr.が放ったある一言。「入るとするならば、どのチームがいいですか?」

彼の答えは、

 

「俺は萩谷と二人でやる!!!!!!!」

 

このレポを初めて目にしたとき。あまりの衝撃に私は東京の街で立ち尽くした。iPhoneを持つ手は震え、息をするのも忘れて涙を流した。あの夏の日を私は今でも忘れない。

 

この一言で、十分すぎるほどの安井くんの偉大さが身に染みた。そして想像以上に“大人”な彼に言葉を失った。いろんな意味で、今のJr.で彼を超える人はいないと確信した。総合司会という立場として、“チームを選ばない”という選択による全てのJr.たちへの心遣い、“安井くんと萩谷はオーシャンズでセット”という多くのJr.担の共通認識を理解した上でのJr.担への心遣い。そしてこれは萩谷担としての私の妄想であるかもしれないが、萩谷の姿、話題、どんなに小さな情報ですらも欲していた全ての萩谷担の想いを察した(であろう)、安井くんなりの心遣いだったのだと思う。

実際、安井くんのこの言葉のおかげで、私自身、前向きになれた。安井くんには感謝してもしきれない。何度も何度も言うが、本当にありがとう、その一言にすべてを込めたい。

 

その後、雑誌で彼は“小論文を頑張っている。”と近況を語った。泣いた。“ごめんね”と、届かない言葉を彼にかけた。彼は、彼がやるべきことを、頑張っていた。彼を成長させるものがJr.の活動とは限らない。受験という経験もいずれ彼を大きくさせると、そのときようやく気付いた。そこからは、本気で彼のJr.としての活動を心待ちにした。そうして始まったオーシャンズ11大阪公演。

 

そして、年末。彼は多くの雑誌で“オーシャンズ11”という言葉を口にした。嬉しかった。Jr.の活動量は少なかったかもしれないけれど、あの舞台が彼に与えたものは私たちの想像以上で、誰よりも彼自身がそれを全身全霊で受け止めていた。彼を待っていた期間すらも何一つ無駄ではなくて。彼を応援し続けたことに誇りに感じた。

 

年明け。彼は安井くん真田くんとともにジャニーズワールドの舞台に立っていた。Jr.の中でも大きな役割を任された彼は、安井くんの隣で、帝国劇場のステージで、キラキラと輝いていた。久々に見た彼は一回りも二回りも大きくなっていて。メインのデビュー組と、SnowManと、そして真田くん安井くんと一緒に殺陣をする彼を見て、その頑張りに胸が熱くなった。「地球なんて小さな星にこだわっているのがおかしいんだ」と唯一のセリフで彼が言ったように、「夏なんて短い期間にこだわっていたのがおかしいんだ」と気付いた。空白だと感じていた夏すらも、大切な期間だったと、思うことができるようになった。

 

その後、彼は2、3、4月と立て続けにEXシアターのステージに立つことになる。出演者本人たちの口から“ガムシャラ史上最高の盛り上がり”との言葉が聞けたほど素晴らしかったステージに、彼がいたことが何よりも誇りだった。そして。留まることを知らないガムシャラは、サマーステーションへと続いていく。

 

 

【期待①】関係性未知数のチーム者と萩谷の成長

 

サマステ出場Jr.が発表された日、萩谷担はざわついていた。チーム者のメンバー構成が理由だ。昨年、素晴らしいリーダーシップを発揮して話題となった神宮寺と、田島、羽生田、松田。そして萩谷。違和感。そう、違和感しかないのだ。年齢だけ見ると萩谷と神宮寺・羽生田はたったの一歳差。普段は年上のJr.と活動することが多く、最年少としてお兄さんたちに可愛がられ、甘やかされ、自分のやりたいように伸び伸びと育ってきた彼。その環境は、何事にも興味を持ち、全力で上を目指す彼にとって、とても恵まれた環境であった。どれだけマイペースでも、ちょっぴり空気を読むのが苦手でも。いつも誰か(主に安井くん)が、彼のことを全力で受け止めてくれた。それなのに。チーム者ではそんな彼が最年長。事件だ。最年長として、先輩として、自分より年下の神宮寺の支えにならなければならない。さらになんと、者vs武の日は出演するすべてのJr.の中で彼が一番先輩となるというから、まぎれもない事件なのだ。

 

先輩萩谷を前に、リーダー神宮寺がどれだけみんなを引っ張っていけるか。先輩として、萩谷がどれだけみんなに手を差し伸べられるか。比較的、Jr.界では鎖国気味な萩谷が、どれだけみんなに歩み寄れるか。逆も然り。メンバーを見る限り、大きな揉め事は起こらないだろうが、彼らがどこまでチームとしての一体感を魅せられるか。チーム者の成長は本当に未知数だ。年齢差はないもののJr.歴の差があるチーム者が、どのようなフォーメーションで、何の曲を歌うのかもまた興味深い。

この夏、萩谷が抱えるものは想像以上に大きい。ただ、この夏を超えて彼がどれほどの成長を遂げるか、“先輩萩谷”としてどれほどの輝きを魅せるか、私はその未知数な未来に、期待している。

 

 

【期待②】安井くんと違うチームであること

 

チーム我には、ジェシー、森田、樹という萩谷以外の初代Hip Hop JUMPが揃い、チーム羅には、北斗、慎太郎、高地という同世代がいる。そしてチーム覇には安井くんがいる。どのチームにも普段萩谷と活動することの多いメンバーがいるということで、勝負の動向は興味深い。ただあくまでも私が見た限りではあるが、多くの萩谷担は、者vs覇に注目する傾向にあるように思う。昨年、総合司会として夏を過ごした安井くんと、Sexy夏祭りを一切知らない萩谷。彼らがライバルとして戦うことは何を意味しているのか。もはや萩安という二人の関係性云々の話になってくるのでここでは多くは語らない。萩谷は安井くんに対して通常営業(程よい塩)であろう。注目すべきは安井くんが萩谷へどのような絡みをするのか(もしくはしないのか)。基本的にいつも二人でいるとセットとされる彼らが完全に違うチームでライバルとなることに、おたくの血は騒がずにはいられない。

 

 

【期待③】一度しかない夏

 

昨年、Sexy夏祭り期間のツイッターは、それはそれはもう、今日はチーム○が勝った~!これでチーム○と勝ち数並んだ~!ふぅ~!と連日大盛り上がりお祭り気分でワーワーキャーキャーだった(語彙力)。正直に言う。昨年の私は、誰がどのチームで、どのチームが何の種目で、どこが強いのかすらも把握していなかった。たまたま手にしたチケットで一度だけ対決を目にしたものの、当日までその日の出演者すらも知らなかった。ガムシャララの歌も歌えない、簡単なあの振付すら知らない、そんな状態だった。

それなのに、今年の私といったら。以前ツイッターでもネタにしたが、お風呂に入ってサマステの妄想をしているうちに楽しくなってしまって体も髪も洗わずに出てくるほど、浮かれている。該当担がこんなにも楽しいだなんて。こんなにも熱くなれるだなんて。

25人という少ない枠に彼の名前があることが、こんなにも幸せで、こんなにも嬉しいことだというのをここまで実感することができるのは、去年の経験があるからだと思う。チーム者の最年長として選んでもらったのは、もしかすると、彼ならば大丈夫だと思ってもらえているのかもしれないと考えると、これ以上の喜びはない。

この25人が全力でぶつかるこの熱い夏は、一度しかない。もしかしたら、この夏を超えて、Jr.の世界にも何かが起こるかもしれない。そう思うとぐちゃぐちゃとした感情がめぐりめぐってしまう。ただ、私は今、とても幸せだ。サマステに彼が出ることが、何よりも幸せだと胸を張って言える。だからこそ、一瞬たりとも夏に向けた彼らの本気を見逃したくない。今この幸せを噛みしめるためにも、今はただサマステだけを見つめて、一度しかないこの熱い夏を本気で過ごしたいと思う。

 

 

【期待④(?)】20歳の誕生日公演

 

しつけーよ!!!!!との声が聞こえてきた気がするがあえてスルーで(アへ顔)。チーム者の公演日と自分の誕生日が重なるというまさかの奇跡。そして自分名義で当選するというさらなる奇跡。2015年、20歳の誕生日の予定がこんなにも早く決まった奇跡。奇跡。ただただ奇跡。

誕生日が長期休暇に重なる人あるあるだと思うが、基本的に、友達に誕生日を直接祝ってもらう経験は圧倒的に少ない。つまり何が言いたいかというと、同じ日に入る人がいたら祝ってね♡(隠す気もない下心)

ジャニヲタとして、誕生日に自担に会えるというのはこの上ない幸せだというのは、フォロワーの方の経験を聞いてひしひしと感じているので、当日は本気で楽しもうと思う。狙うはチーム者の優勝のみ。勝つぞ。おー。

 

 

 

  

長々と語ったけれど、つまり一言でまとめると、「ちょーーーーたのしみ!!!!(語彙力皆無)」ということだ。いろんな思いを抱いている人がたくさんいると思う。他のお仕事の関係や、いろんなことが重なって、25人の中に入れなかったJr.とそのファンは、ちょっぴり寂しい夏になるかもしれない。でも、こんなにも夏を楽しみにしている奴が言っても説得力はないだろうけれど、そんな夏が教えてくれることも、たくさんあると思う。この夏を超えて、感じること、見えてくることもあると思う。

何度も言うがこの夏は一度だけだ。本気で、全力で挑んでくる彼らに対して、私たちもすべてをかけて楽しむことが彼らに対する唯一無二の礼儀だと思っている。この夏、このメンバーで、EXシアターのステージに立つ彼を見られることに感謝して幸せを噛みしめたい。